「そろばん復活、杭瀬小学校」 から尼崎を考える

-JUMAI-

なんとはなくニュースをつけていましたら、「そろばんがブーム！」というではないか！
ゆとり教育に対して腹に一物持っている私は気になって見てしまったのですが、
取り組みをしているのが尼崎の杭瀬小学校というから笑ってしまいました。
流石わかってるじゃん！と。学力低下に対しての取り組みということですが、
校長や講師さん他に拍手を送りたいと思います。

話は少し反れますが、
そろばんだけの事ではなく、もっと子どもや若者に大人と付き合わせるべきなんです。

杭瀬小学校がある尼崎の南部地域、このあたりはよくガラが悪いと言われる所です。
でも私の勝手な見解ではガラが悪いのではなく、下町で古いだけです。
私自身もともと尼崎の人間ではなく大阪出身で、現在自宅が尼崎北部地域・
仕事場が尼崎南部地域なので、両方の様子を肌で感じてきましたが、
客観的に見ても尼崎南部地域が尼崎北部地域や、近隣の市より極めてガラが悪い
ということは無い気がしますね。

南部のおじさんおばさん達はたしかに酔っ払っていることが多いですが、
大丈夫です、店のママがちゃんと帰します。
えげつないファッションでも性格が面白いだけです。
夜中に何人も溜まって騒いでいる若者も、南部地域の住宅街には少ないですよ。
ここで注目すべきなのが、尼崎南部は大人がやんちゃで北部近隣は
若者がやんちゃ、ということ。
南部の子は大人がやんちゃして、酔って、働いても贅沢はできなくて、という人の姿を
子どもの頃から見てるわけです。しかも、大人は自分がやんちゃなくせに、
子どもには厳しい（笑）
ちゃんと子どもに自然に苦労を教えているんですね。
（けして全員がそうではないでしょうが…）
だから尼崎の子どもや若者は、此処で生きていくために大人とのお付き合いが
とても上手です。
見かけは同じ若者子どもでも、常識はある程度持ち合わせているし、
「親苦労してくれたから、自分ががんばる」なんて１０代で平気で言ってる子も多いです。
南部地域は急激な高齢化が進んでいますが、こういった老人にも優しい子が
たくさんいます。
映画「三丁目の夕日」にもある下町人情感を、未だ引きずっている所があるように
思います。

これは南部のすごくいい所だと思うので、そろばんを皮切りにどんどん子どもと
年配の方とのコミュニケーションを増やして、ものの楽しみ方や人間味を
伝えて欲しいなと期待してます。

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南部地域のことがよく分かる本やフリーぺーパーがあります。


「南部再生」　フリーペーパー
これ尼崎南部の郵便局などに置いています。面白いですよ～♪内容がじつに興味深い！
あまけんさん　という”尼崎の活性化に役立つかなと思ったことをしている”団体さんが出しているそうです。
興味が湧いた方は（おるか…？）ぜひ郵便局でゲットして読んでみて下さい。


わたしのノスタルジック尼崎　井上真理子さん著書　\８００
私は尼崎三和商店街の三和書房（尼の紀伊国屋）で買いました。
毎日新聞の阪神版に、平成１０年から連載されていたものをまとめたもののようです。

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